靴と足の話
私の足の裏には、第二指の下のあたりに大きなタコができています。これは、開張足で横アーチが崩れているために、拇指で地面を蹴って歩いていない証拠、小指にもタコがあるのは、靴が合っていないために足が靴の中で前に滑っていて、幅の狭い部分に押し込められている証拠、とのこと。パンプスを履いてたくさん歩いていると、足の裏が猛烈に痛くなるのも横アーチの問題のようです。
また、足の指が人よりも長く、つまり足長に対して、足の指が曲がる位置が人より後ろめにあるそうです。靴にも、歩いて地面を蹴るときに曲がるように作ってある場所があります。私の場合は、靴の曲がる位置より、自分の指のほうが後ろで曲がるので、履いて歩いていると足が靴の曲がる位置の方向(前)に移動していきやすく、これもまた、指が靴の中に押し込められる原因。計算上、0.5cm小さいサイズの靴の曲がり位置がぴったりの可能性が高い(しかし、これだと長さが足りないと思う。捨て寸(足先が入らない部分)が長めのものならいいのか?)。その場合、幅を少し広めの靴にするといいかも。
土踏まずについては、アーチは高くはない(やや低い)が、土踏まず部分(地面についていない部分)が広いとのこと。こちらはそれほど問題なさそうですが、足の裏の筋肉が「短い」と言われてそれは予想外でした…。あまり高いヒールの靴は向いていないそうです。
さらに、かかとが人より小さめとのこと。かかとの大きさのことなんか考えたことがなかったのでめんくらいました。
靴を選ぶときは、かかとと土踏まず、指の曲がる位置が合うことを優先で選び、履いて背伸びをしてみて脱げるものはダメ。痛くない限り細い靴を履く(どれも窮屈に思えて判断が難しい)。細い靴で横アーチがキープされる効果もあるため。かかとが後ろから軽くつかまれているような感覚があるものがよい(伊勢丹の靴屋さんが言っていた)。親指と小指の骨は靴の中に入っていること。
合いそうな靴のブランドをいくつか教えてもらったのですが、一番いいのはきっと、ルブタンとかフェラガモと言われる。フェラガモの靴をためしに履かせてもらったら、窮屈は窮屈なんだけど、指が自由。かかとは脱げないし、それに足がほっそりして見えてとても魅力的。
これらの選び方アドバイスに基づき、週末、新宿の靴屋、銀座の靴屋をはしごして、銀座ヨシノヤ(ホッソリーナ)と、銀座かねまつ(ミススレンダー)で1足ずつパンプスを購入。ホッソリーナは5cmヒールの黒のプレーンパンプス(防水革)、ミススレンダーはピンクの浅履きメリージェーン。特にヨシノヤのパンプスは、足を入れると「シュッ」と空気が抜ける音がするくらいぴったりなので、ついに私の足に合う靴にめぐりあったのかと…。
昨日はヨシノヤのパンプスを履いて出かけました。長時間歩くのではなく、朝晩の30分ずつだから大丈夫だろうと思ったら、帰りはもう親指の付け根が圧迫されて死ぬほど痛いし、靴を脱いだら両足のかかと(ただし今までできたことがない場所)に大きな靴擦れができているし、困った。脱げたりはしなかったけど。靴擦れができるのは、摩擦があるせいだから、かかとがぴったりではないのかも。薄い中敷きを敷けば、前すべりが防止できて解決するのかしら。それとも、やっぱり根本的に合っていないのか、どっちだろう。足の裏が痛いということだけはなかったけど、あまり歩いていないからよくわからない。
今朝は以前から持っているサンダルを履いてきました。足は痛くはないけど靴が重い感じ。