上下巻

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先日、ジェフリー・ディーヴァーの文庫新刊上下を買って本屋のカバーかけてもらった。「上巻にしおり挟んでおきますね」というので、しおりを挟んでくれたほうから読み始めた。

なんか昨日のできごとについて説明がなかったりと違和感はあったけど、なんだか不親切だなとか思いながら何十ページか読んだ今朝、もう一冊をふと確認したらそっちが上巻!ショック…。章立てが曜日(「木曜日」とかで、数字はない)だし、ページ上に本のタイトル書いてない本だけど、カバー掛けてあるから表紙を見ないのはいいとして、せめて表紙めくったとこのタイトルページ見てから読めばよかった…!登場人物紹介ページからしか読まなかった。こんな失敗したの初めて!なんで確認しなかった…あとなんですぐ気づかなかった…!

ところで私の兄は、本を後半から読みはじめ、前半を想像しつつ最後まで読んでから前半を読んで自分の想像と比べるという読み方をすることがあるらしく、相当変わってると思っていましたが、はからずも似たような読み方をしてしまった…。さすがにこのまま最後まで読んでからという気はしないので、これから本当の上巻を読みます。

映画「風立ちぬ」

新宿ピカデリーで見た。朝一の回だけどとても混んでいたのでジブリの人気の高さを感じた。

単純に素晴らしいとか、感動したとかいうのは難しいというか、正直言えばいやだなあと思うところがいくつもあったんだけど、見て泣いたのも事実なので、なんか困る映画。二郎は飛行機が大好きで、美しい飛行機を作りたくて作りたくて仕方がなくて、飛行機さえ作れればいい人だと思う。そういう気持ちは「純粋で素敵だなあ」と憧れる気持ちが私にはあるんだけど、その「純粋な気持ち」が招いたのはいったいなんだったかということを考えると、美しいものを作るために、知らないうちに悪魔に魂を売ったのかもしれないと思う。彼は別にそういうことを望んでいたわけではないのはわかるけど、結局乗った人たちは一人も帰ってこなかったわけだし、エンジンが非力だから機関銃なんか積んでなければもっと軽くできるのに、なんて言葉になるわけだし。でもそういうのが人間なのかなあ。

菜穂子との恋は美しい。菜穂子は二郎が好きで好きで、彼女は彼女のやりたいようにやったようだし、きっと満足なんだろうと思う。紙飛行機を飛ばすシーンは楽しそうで素敵だった。ただ私はたばこが嫌いなので、結核の彼女の横で手をつないだままたばこを吸うシーンはどうしても嫌な気持ちになって仕方がない。菜穂子がそうしろと言ったんだから、それでいいんだと思うけど。たばこがいっぱい出てくる映画だったなあ。最近映画でもあんまりたばこを見ない気がするので、そういう意味では新鮮だった。

晩ごはん:鶏胸肉と冬瓜の煮物、トマトとフレッシュプルーンのサラダ

 

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鶏肉と冬瓜の煮もの、トマトとプルーンのサラダ、キャベツの味噌汁。

いつも行く八百屋で冬瓜が安かったので買った。鶏胸肉も安売りで買ってあったので、一緒に煮てみた。「白だし」というものを一度使ってみたいと思っていて買ったところなので、今回は白だしを薄めた煮汁で冬瓜を煮て、途中で片栗粉をまぶした鶏肉を投入しただけ。異常に簡単な割にびっくりするほどおいしかった。ただ、前回油揚げと一緒に冬瓜を煮た時のほうが、作ったときのちょっとした達成感はあったかも。白だし、便利だけど簡単すぎてちょっと罪悪感あるかも…。でもそのぶん、ほかの料理を作ればいいのかも。

トマトとフレッシュプルーンのサラダは、初めて作った。トマトとプラムのサラダ [Paradise Lost 〜渡辺康啓の果物料理〜]を見て、すごくおいしそうと思ったので。でも八百屋でプラムよりフレッシュプルーンのほうが安くてつい買ってしまったので、せっかくだからフレッシュプルーンで作った。うちにはホワイトバルサミコがないから白ワインビネガーとオリーブオイルと塩で味付けした。バジルの葉っぱもないので省略。夫は内心「トマトとプルーンは別々に食べたいなあ」と思った(けど黙っていた)そうなんだけど、食べてみてから「おおっこれはよく合うんだね」と喜んでいたのでよかった。私もびっくりした。一個味見したら熟していない感じで酸っぱいわ渋いわで、全部こんなだったらどうしようかと思ったけど、ほかの実はちゃんと熟して甘いのが多かったので、トマトの酸味とプルーンの甘さでくせになりそう。ベビーリーフなんか入れてもいいかもしれないなあ。

果物料理、楽しいかも…。

靴診断

手持ちの靴を持って「靴診断」へ。先日買った靴と、よさそうな靴と、ダメそうなのと、雨だから履いてた靴とで5足。ダメそうなのはやっぱり論外なので捨てることにした。よさそうな靴は指が入るのでいまいちだけど、中敷で調整できそうということでOK、先日買った二足は、黒のプレーンパンプスのほうがよくて、ピンクのストラップシューズはいろいろ問題があるものの、どちらも中敷で履けないこともない。

ピンクのほうは、まず幅が明らかに広すぎる。B幅の靴ということで買ったものだけど、別の店のC幅より広い。小指付近になんかすごい隙間があるのを確認。この隙間は明らかに幅が広すぎるということ。あと、指の付け根に革の縫い目なんかが触りそうなのもいまいち(もう少し深くまで覆われる靴のほうがいい)。ボールジョイント部分の前にしわが寄るのは、靴の曲がる位置とボールジョイント部が合っていないという証拠(この場合、私の指のほうが長い、つまり靴の曲がる位置がもっと後ろでないといけない)。右の靴のヒールが明らかに外に回転してつけられているのもよくない。でもなにしろ買ったばかりの靴なので、捨てろとまでは言われなかった…。土踏まずのあたりに中敷を入れるとだいぶましになると思うとのこと。

黒のパンプスは履いてみたらなんか緩くてあれ?と思った。空気が抜けるシュッという音がするほどのぴったりサイズだったはずなのに。体重が少し減ったのでそれも関係あるかもしれないし、昼間より夜のほうが足が細くなるタイプなのかも、まだよくわからないけど。足へのフィット具合は3足のうちでは一番いいとのこと。履き口が激痛というのは足指の関節に履き口がちょうど当たっているから。見てもらっている間のちょっとのはずみできゅっと足が中に入り込んでしまって、かかとに余裕ができちゃった。かかとの靴擦れは、ちょうどかかとの一部分、縫い目のあるあたりに変なでっぱり(自分ではよくわからなかった)があるせいではないかとのこと。かかとに太めの丸い棒を当ててぐいぐいこすって伸ばしてくれたので、ましになるかもしれない。土踏まずのところに中敷を入れると前すべりを防止できるし、履き口が当たらなくなるかもしれないのでいいかもとのこと。

前から持っているよさそうな靴も、3足の中では一番広い靴ではあるけど、まあ、捨てろというほどでもないとのこと。実際ストラップを留めずに履いてつま先立ちしたらかかとがスポッと脱げてしまうので、ストラップがあるからどうにかなっているということみたい。Camui Water Massageの靴だけど、Camuiがこれくらいの狭幅の靴を作っているとは知らなかった、今はこのタイプはないかもしれないとのこと。今度Camuiに履いて行って、こういうのを探していると聞いてみようと思った。もっと細くてもよさそうなので、難しいかもしれないけど。

雨なので履いて行ってたストラップシューズはやっぱり幅が広すぎて(上記の3足よりさらに広い)ダメなんだけど、雨だから仕方なく履いている状態なので、雨でもOKな靴を早く探したい…。

K&Sの靴は、かかとが合えば、前が多少広くても調整できると思うので悪くない選択。カウンターも長くてしっかりしているので。でもやはり、フェラガモのC幅を、できればアウトレットで見つけて3万円くらいで購入できれば、手入れ次第で10年履けるので安い買い物かもしれない、とのこと。

今日の靴

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何年か前に買った靴。なぜかこの靴だけは他のに比べてほっそりしていて、もしかすると手持ちの中では(買ったばかりの靴も含めても…)一番いい靴かも。幅の表示はなく、幅は不明。でもEとかではないと思う。Dかもしれない。
足入れが深くて指の骨までがきっちり靴に収まり、革はやわらかな当たりでまったく痛くありません。かかとは少し大きい気もするけど、ストラップのおかげか脱げそうな感じは少なめ。あと、かかとの部分から土踏まず付近までにかけて固い「カウンター」がきっちり入っていてしっかりしているのもいいかんじ。
買ってからずっと、窮屈でダメだと思っていてほとんど履いていなかったけど、この窮屈さは正しい窮屈さではないかという気がしてきています。気のせいじゃないといいけど。